第19回AMG内視鏡外科フォーラム レポート

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『オペはこうやってうまくなる ヘルニア・コロン・マーゲン』

2013年10月12日(土)
新宿エルタワー30階 サンスカイルームB2室

10月中旬に気温31度。暑い。そして熱い。今回は、板橋中央と戸田中央の各グループの先生方にも参加していただいた初のフォーラムだ。

まずは各グループの活動状況報告。黒崎先生はジョブズ並みの印象的スライドにより、板中のT scope という活動を示した。裾野の広い富士山のような普遍化に向けての意気込みが伝わった。戸田中の伊藤先生は、普及速度はゆっくりだが中でも大腸は順調に伸びていると報告した。グループ内での今後の普及活動に是非アミーサも役立てて欲しい。金平はアミーサの成り立ちと5年間の歴史を語り、上中での内視鏡外科普及に少なからず貢献できていることを示した。

さて、ハイライトのビデオクリニック。TAPPは、IMS吉村先生。いわゆるアメリカン。ダイナミックな鋏の使い方は、黒崎先生譲りか。ザックの処理方法や、剥離範囲のコンセプトなど、話題が尽きなかった。TEPはAMG小島先生。高精細のイメージで、微妙な膜のこだわりを示した。ソフトなタッチと非常にきめ細かい操作が印象的だった。ゲストコメンテータの川原田先生は、TAPPにもTEPにも的確で鋭いコメントを連発。剥離範囲やメッシュ選択の話題で会場は盛り上がった。海外でのコンセンサスも含め、説得力のあるアドバイスがありがたかった。

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    川原田 陽 先生
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    福永 正氣 先生
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    松田 年 先生

次にラパコロン。最初にAMG谷田先生。尿管の外側での剥離層認識に手間取ったシーンもあったが、着実に剥離をこなす。福永先生から、トラクション位置のアドバイスあり、後腹膜の微細なレイヤーの認識方法や、IMAの根部郭清範囲に関しても、有用なコメントをいただいた。TMG林田先生は、スピーディーなハーモニック使いだ。速い。結腸間膜の展開方向や、間膜切開の手順などに関し、福永先生からありがたいアドバイスをいただいた。
最後はマーゲンだ。最初は、IMS岩田先生による6番郭清。ダイナミックでスピーディーだ。剥離のストロークは大きめだが出血しない。適切なストローク幅や、同定する血管の手順など、松田先生からアドバイスをもらった。次はAMG猪瀬先生の膵上縁。郭清の手順や、カウンタートラクションの方向、力加減に関して、またまた松田先生からわかりやすいアドバイスがあった。
会場に詰めかけた多くの若手外科医の方々も自分が指導を受けているように、熱心に耳を傾けていた。ビデオクリニックは、実践向けの勉強会だ。達人のリアルタイムでのアドバイスほど生々しく有用なものはない。これからもアミーサではこの勉強活動を続けていきたい。勇気をもってビデオを出してくださった若手の先生方に敬意を表します。ありがとうございました。

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第19回AMG内視鏡外科フォーラムを開催するにあたり、多くの方々から協力をいただきました。

準備・運営や当日のお手伝い に熱心に協力くださいましたアミーサ事務局の中島里史氏、中村雅英氏、横田 舞氏、並木和也氏に心から感謝します。ありがとうございました。AMG関連病院に施設会員になっていただき 、年会費を納めていただきました。ご理解とご協力ありがとうございました。

共催のコヴィディエン ジャパン株式会社の皆様から心温まるご支援をいただきました。

心から感謝申し上げます 。

【代表世話人】

  • 金平 永二(メディカルトピア草加病院)

【世話人】

  • 朝蔭 直樹(津田沼中央総合病院)
  • 石井 正紀(笛吹中央病院)
  • 井原 厚(浅草病院)
  • 梅本 淳(東大宮総合病院)
  • 榎本 雅之(桜ヶ丘中央病院)
  • 河村 裕(津田沼中央総合病院)
  • 木山 輝郎(東大宮総合病院)
  • 坂本 嗣郎(東大宮総合病院)
  • 諏訪 達志(柏厚生総合病院 )
  • 陳 孟鳳(上尾中央総合病院)
  • 長澤 重直(吉川中央総合病院)
  • 西山 徹(笛吹中央病院)
  • 峯田 章(上尾中央総合病院)

(以上敬称略、50音順)

当番世話人 金平永二 メディカルトピア草加病院

お問い合わせ: アミーサ事務局  中島里史 amesa@amg.or.jp

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