第6回AMG内視鏡外科フォーラム レポート
第6回アミーサ・フォーラムは 「減量外科治療をきわめる」
チーム笠間のボス・笠間和典先生 さすがのオーラだ
今年の夏はとびきり暑かった。2010年8月21日、大宮ソニックシティーでは猛暑をさらに暑くする熱い第6回アミーサ・フォーラム (きわめるシリーズ)が開催された。 汗だくになりながらも、大勢の参加者が大宮に結集してくださった。外科医だけでなく、ナースや栄養士、ソーシャルワーカー、医療事務の方々も来てくださったのが嬉しい。
今回のテーマは、「減量外科治療をきわめる」。なぜいま減量外科なのか。そして治療の対象となる病的肥満(あるいは致死的肥満)とはどういう病態なのか。それを突破口に、治療の第一線現場を知り尽くした講師陣により、生々しい現実と本邦での未到の境地を開拓してきた足跡をお示ししながら講義をしていただいた。
減量外科では特にチーム医療が重要と強調する園田和子ナース 術後患者の喜ぶ姿にモチベーションはますます向上してくると
減量外科治療の成功のカギを握る栄養士・吉川絵梨さん 創意工夫と精神面でのサポートが欠かせないと力説
年間に2000人もの肥満患者とコンタクトを取っている中里哲也ソーシャルワーカー 細かな気配りと患者背景の理解が大切と説く
写真に示すように、参加者と講師陣との間で熱のこもったディスカッションが多数行われた。時間がいくらあっても足りないくらいだ。それだけこの治療に関心が寄せられていることを実感した。近未来の医療は減量外科治療なしでは語れない。この治療により莫大な規模の医療費が削減できる可能性が秘められている。しかも糖尿病の決定的な治療法として適応が拡大する可能性も高い。興味深い分野だ。
勉強会を終えてTEAM笠間スタッフの方々と記念撮影
アミーサでは毎年の春と秋のフォーラムだけでなく、それぞれの専門に限定した小規模な勉強会も予定します。たとえば、OPEナースとCEだけの勉強会、ドクターの中でも、手術の種類を限定したビデオ勉強会(LADGのみの勉強会、LARのみの勉強会という具合に)を企画します。そのつどアミーサホームページ、またはエルクでご案内を差し上げますので、ときどきチェックしてみてください。また施設会員の皆様から「こんな勉強会を企画してほしい」というご意見がありましたらどうぞ遠慮なく連絡してください。
次回は2010年10月16日大宮ソニックシティーで
テーマ「内視鏡外科のピットフォール」の予定です!
聖マリアンナ大学教授宮島伸宜先生の特別講演あります
第6回AMG内視鏡外科フォーラムを開催するにあたり、多くの方々から協力をいただきました。
AMG関連病院に施設会員になっていただき 、年会費を納めていただきました。ご理解とご協力ありがとうございました。 裏方で一生懸命お手伝いくださいましたアミーサ事務局の中島里史氏、森雄一氏、中村雅英氏、横田舞氏、並木和也氏に心から感謝しています。ありがとうございました。
コヴェディエン社から心温まるご支援をいただきました。心から感謝申し上げます。
【代表世話人】
- 金平 永二(上尾中央総合病院)
【世話人】
- 朝蔭 直樹( 柏厚生総合病院)
- 石井 正紀(笛吹中央病院)
- 梅本 淳(東大宮総合病院)
- 坂本 嗣郎(東大宮総合病院)
- 須藤 泰裕(東大宮総合病院)
- 諏訪 達志(柏厚生総合病院 )
- 長澤 重直(吉川中央総合病院)
- 西山 徹(笛吹中央病院)
(以上敬称略、50音順)
当番世話人 金平永二 メディカルトピア草加病院
お問い合わせ: アミーサ事務局 中島里史 amesa@amg.or.jp