第8回AMG内視鏡外科フォーラム特別講演 レポート
満員御礼 参加施設数・過去最多更新
田邉稔先生・慶応大学 北城秀司先生・KKR斗南病院
天下一のアナライザー対マジシャンの熱い闘い
参りました。芸術的技術の種を明かさないマジシャン北城先生と、目から鱗の分析マシーン田邉先生の対極が奏でるハーモニーに、会場は感動の渦に巻き込まれた。単孔式内視鏡手術の歴史から現状、そして未来。はたまた熱い技術論の嵐。まさに「きわめる」シリーズにふさわしい激論で、あっというまに4時間が過ぎてしまった。関東圏はもちろん、島根県、長野県、富山県、岡山県からも参加者が駆け付けた理由がそこにあった。過去にこれほどまでに技術分析で徹底討論を行った研究会があっただろうか。こりゃ参加しないと絶対に損だよ!
早すぎた天才外科医の異名を持つ獨協の多賀谷先生も駆けつけ、熱い討論に拍車をかけた。 |
北城先生の北海道大学での後輩、亀井先生。技術論に食らいついて質問。女流マジシャン外科医誕生なるか? |
メディカルトピア柿崎氏は、単孔式内視鏡手術の経済ついて鋭い質問。社会主義的ともいわれる日本医療経済における波紋は。。。 |
1席も余すことなく埋め尽くされた会場で、北城ワールドが繰り広げられた。あまりにも簡単そうに見える美しい手技に、会場からはため息が。本来なら単孔式では器具ががちゃがちゃぶつかって、ストレスフルな手術となるが、北城マジックにかかると嘘のように普通の手術に見える。左右の動きを本能的、直観的に制限する一方で、前後と上方へのほんの数ミリの動きにこれを置き換えて代償している。みなさん、種明かしを見抜けたかな? ふふふ まさに芸術だ!
アナライザー田邉先生は、通常は見えないおなかの中を、徹底的に解析。器具がぶつかる理由と、「かわし方」を理詰めで披露。ボックスを使った実演により、全員が納得。単孔式の技術解析では世界一と言っても過言ではない。
きわめ尽くして、最後はへとへと。しかし満足満足。
向かって左から多賀谷先生、北城先生、世話人の金平
所用で先に帰られた田邉先生、写ってなくてゴメンナサイ
いよいよアミーサが新宿に進出!
次回は2011年5月14日新宿エルタワービルにて
特別講演 伊藤雅昭先生 国立がんセンター東病院
「さらなる低侵襲を目指したラパコロン(仮題)」
第8回AMG内視鏡外科フォーラムを開催するにあたり、多くの方々から協力をいただきました。
準備・運営や当日のお手伝い に熱心に協力くださいましたアミーサ事務局の中島氏、森氏、 中村氏、横田氏に心から感謝します。ありがとうございました。AMG関連病院に施設会員になっていただき 、年会費を納めていただきました。ご理解とご協力ありがとうございました。
ジョンソンエンドジョンソン社の皆様から心温まるご支援をいただきました。
心から感謝申し上げます 。
【代表世話人】
- 金平 永二(上尾中央総合病院)
【世話人】
- 朝蔭 直樹(柏厚生総合病院)
- 石井 正紀(笛吹中央病院)
- 梅本 淳(東大宮総合病院)
- 坂本 嗣郎(東大宮総合病院)
- 須藤 泰裕(東大宮総合病院)
- 諏訪 達志(柏厚生総合病院 )
- 長澤 重直(吉川中央総合病院)
- 西山 徹(笛吹中央病院)
(以上敬称略、50音順)
当番世話人 金平永二 上尾中央総合病院
お問い合わせ: アミーサ事務局 中島里史 amesa@amg.or.jp