第27回AMG内視鏡外科フォーラム レポート
第27回AMG内視鏡外科フォーラムを終えて
特別講演講師 Young-Woo Kim 先生
特別講演講師 Ho-Seong Han 先生
「驚きに来い。韓流ラパロに」というキャッチーな謳い文句を金平先生が考えてくれました。本来、「胃も肝臓もラパロが良い」というテーマで、10年来の友人であるHo-Seong Han 教授とYoung-Woo Kim 教授のお二人に招聘講演をお願いしていた訳ですが、いつものように胃のビデオクリニックに田中 求先生(上尾中央総合病院 外科)と猪瀬 悟史 先生(柏厚生総合病院 外科)が教育的なビデオをご供覧いただき、大変盛りだくさんな内容となりました。お陰さまで、会場はほぼ満席となり過去最多の参加者数だったようです。
コメンテータの桜本 信一 教授(埼玉医科大学国際医療センター上部消化管外科)からはエキスパートならではの要点をついたコメントを頂戴し、ビデオクリニックは大いに盛り上がりました。最初は英語のコメントと招請講演に、もしかすると参加者も少なくなり盛り上がらないのではと心配していたのですが、全くの杞憂でした。
韓国のお二人には「Evidence and Techniques」という内容でご発表いただきました。盛岡で開催した第27回日本内視鏡外科学会総会でも、お二人には素晴らしいご講演を頂きましたが、今回は1年半のエビデンスの集積をまとめてご発表頂きました。もはや、胃も肝臓もラパロは避けて通れないだけでなく、主流になって行くのだろうと感じた次第です。韓国の外科医は人間味も豊かで、手術の技術が高いことはもちろんですが、科学的な視点を持った研究者でもあると思います。両領域の発展に彼らがこれまで果たした役割は非常に大きく、今後はさらに貢献して行くものと考えています。
最後に参加して頂いた慶應の後輩や日本医大の若手から、積極的に英語の質問が出たことが当番世話人として望外の喜びでした。肝胆膵外科学会も胃癌学会も、さらには消化器外科学会も英語化が進んでいます。韓国では数年前から英語化が進み、若い外科医ほど英語での質疑が上手になっていると感じています。我が国の外科には長い歴史があり、別に英語化しなくても学会は十分に発展してきました。ただ、世界に誇る日本の肝胆膵外科と胃外科だからこそ、英語化により海外からの参加者が大きく増えることを期待しています。ご参加頂いた皆様に盛会となったことを心より御礼申し上げます。
当番世話人
上尾中央総合病院 外科・消化器外科・内視鏡外科 科長
肝胆膵疾患先進治療センター長 若林 剛
第27回AMG内視鏡外科フォーラムを開催するにあたり、多くの方々から協力をいただきました。
また、AMG関連病院に施設会員になっていただき、年会費を納めていただきました。
ご理解とご協力ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
【代表世話人】
- 金平 永二(メディカルトピア草加病院)
【世話人】
- 朝蔭 直樹(津田沼中央総合病院)
- 石井 正紀(笛吹中央病院)
- 井原 厚(浅草病院)
- 梅本 淳(東大宮総合病院)
- 榎本 雅之(桜ヶ丘中央病院)
- 小野里 航(上尾中央総合病院)
- 河村 裕(津田沼中央総合病院)
- 小室 広昭(上尾中央総合病院)
- 坂本 嗣郎(東大宮総合病院)
- 諏訪 達志(柏厚生総合病院 )
- 長澤 重直(吉川中央総合病院)
- 西山 徹(笛吹中央病院)
- 峯田 章(上尾中央総合病院)
- 若林 剛(上尾中央総合病院)
【運営委員】
- 猪瀬 悟史(柏厚生総合病院)
- 亀井 文(メディカルトピア草加病院)
- 佐々木 純一(津田沼中央総合病院)
- 杉木 孝章(吉川中央総合病院)
- 谷田 孝(メディカルトピア草加病院)
(以上敬称略、50音順)
お問い合わせ: アミーサ事務局 中島里史 amesa@amg.or.jp