第32回AMG内視鏡外科フォーラム レポート
特別講演講師 伊藤 雅昭 先生
先週に続き今週末も台風上陸に見舞われる悪天候の中、第32回AMESAフォーラムは開催されました。そんな中で熱いやり取りが交わされた内容の濃いフォーラムになったと思います。
腹腔鏡手術も結腸手術が保険収差されてから10年経過し、様々な手術が腹腔鏡で遂行されております。しかし新しい術式に挑む姿勢は大事ですが、日々の臨床において重要なことは通常の手術で遭遇する不測なトラブルに対するリカバリーだと思います。そこで「こんな美しい手術が出来ました」ではなく、フォーラム前半はトラブルシューティングをテーマにさせて頂きました。
笛吹中央病院 石井先生は酷い急性胆のう炎に対してソフト凝固を巧みに使った止血、剥離術を、吉川中央総合病院 杉木先生膵上縁からの不測の出血に対する対応、メディカルとピア草加病院 谷田先生からは右半結腸授動時の右副結腸静脈からの出血に対する対応、彩の国東大宮メディカルセンター 梅本先生からは低位前方切除時の吻合部トラブルと仙骨前面からの出血に対する対応をご提示いただきました。どの発表も我々がいつ遭遇してもおかしくない局面で明日からの臨床に直ちに参考になるものでした。
特別講演は国立がんセンター東病院の伊藤先生にお願いしました。taTMEは今まで経験した事の無い術野展開で肛門温存だけでなくbulkyな腫瘍に対する新しい可能性を提示いただきました。
最後になりましたが、御支援を賜りました世話人・運営委員の先生方、共催のメドトロニック株式会社、プログラム作成から当日の会場の整備まで、御支援くださったAMG協議会総務行事部の皆様に心より感謝申し上げます。
当番世話人
長澤重直(吉川中央総合病院)
第32回AMG内視鏡外科フォーラムを開催するにあたり、多くの方々から協力をいただきました。
また、AMG関連病院に施設会員になっていただき、年会費を納めていただきました。
ご理解とご協力ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
【顧問】
- 坂本 嗣郎(彩の国東大宮メディカルセンター)
【代表世話人】
- 金平 永二(メディカルトピア草加病院)
【世話人】
- 朝蔭 直樹(津田沼中央総合病院)
- 石井 正紀(笛吹中央病院)
- 井原 厚(浅草病院)
- 梅本 淳(東大宮総合病院)
- 榎本 雅之(桜ヶ丘中央病院)
- 小野里 航(上尾中央総合病院)
- 河村 裕(津田沼中央総合病院)
- 小室 広昭(上尾中央総合病院)
- 諏訪 達志(柏厚生総合病院 )
- 谷田 孝(メディカルトピア草加病院)
- 長澤 重直(吉川中央総合病院)
- 西山 徹(笛吹中央病院)
- 峯田 章(上尾中央総合病院)
- 若林 剛(上尾中央総合病院)
【運営委員】
- 亀井 文(メディカルトピア草加病院)
- 小島 成浩(彩の国東大宮メディカルセンター)
- 佐々木 純一(津田沼中央総合病院)
- 杉木孝章(吉川中央総合病院)
- 本多 正幸(彩の国東大宮メディカルセンター)
(以上敬称略、50音順)
お問い合わせ: アミーサ事務局 中島里史 amesa@amg.or.jp