第39回AMG内視鏡外科フォーラム レポート
第39回AMG内視鏡外科フォーラムを終えて
特別講演講師 宮崎 恭介 先生
みやざき外科・ヘルニアクリニック 院長
特別講演講師 川原田 陽 先生
斗南病院 消化器外科センタ-長 兼 集中治療室長
2024.3.2 新宿エルタワ-30Fで第39回AMG内視鏡外科フォ-ラムを開催致しました。鼠経ヘルニアをテーマとし要望演題3題、特別講演2題の構成としました。
要望演題はAMG関連施設のなかで TAPP、TEP、ロボヘルを数多く施行している施設の先生にお願いし、それぞれの施設で術式選択をどうしているか、実際の手術手技、再発させないための工夫・注意点などについてご発表いただきました。術式に優劣をつけるのではなくそれぞれの術式をしっかりと理解していただくのが目的でありました。
司会は代表世話人のメディカルトピア草加病院 院長 金平永二先生お願いしました。百戦錬磨のなせる業で特別講演講師の先生方もうまく巻き込んでいただき貴重なご意見を伺うことができました。
要望演題① | 津田沼中央総合病院 三田一仁先生 「鼠径部ヘルニアに対する術式選択と再発・CPIP予防を意識した解剖学的ランドマークに注視したTAPP法」 |
要望演題② | 彩の国東大宮メディカルセンター 山本洋太先生 「当院での鼠径部ヘルニアに対する術式選択と浅葉を意識したTEPについて」 |
要望演題③ | 上尾中央総合病院 岡本信彦先生 「ロボット支援鼠径部ヘルニア修復術のこれまでとこれから」 |
特別講演は宮崎恭介先生と川原田陽先生にお願いしました。思い起こせば北海道で 2008.10月にヘルニアを学ぶ会(日本ヘルニア学会北海道支部会)を一緒に立ち上げた同志です。
内視鏡外科医も鼠径部切開法を選択しなければならないことがありますが、施行頻度が少ない術式であり再発率が高くなることが危惧されます。よって内視鏡外科医もきちんとした鼠径部切開法を学ぶべきとの思いから鼠径ヘルニア日帰り手術のパイオニアである宮崎先生をお呼びしました。
川原田先生は TAPP・TEP 両方をこなし鼠径部解剖にも精通されております。また後輩の指導・教育にも独自の理念を持っておられるので必ずや明日からの鼠径ヘルニア診療に役立つお話が聞けるとの思いからお呼びしました。
特別講演① | みやざき外科・ヘルニアクリニック 院長 宮崎恭介先生 「ラパヘル・ロボヘル世代の鼠径部切開法」 |
特別講演② | 斗南病院 消化器外科センタ-長 兼 集中治療室長 川原田陽先生 「広げるTEP 深めるTEP」 |
ご参加された先生方には必ずやご満足頂けたものと自負しております。とは言え至らぬ点も多々あったと思います。この場を借りてお詫び申し上げます。
最後に日々の臨床でお忙しいなか要望演題をご発表いただいた三田一仁先生、山本洋太先生、岡本信彦先生、そして特別講演を快くお引き受けくださった宮崎恭介先生、川原田陽先生に深く感謝の意を表します。
当番世話人 笛吹中央病院 西山 徹
第39回AMG内視鏡外科フォーラムを開催するにあたり、多くの方々から協力をいただきました。
心より感謝申し上げます。
当番世話人 : 笛吹中央病院 西山 徹
【顧問】
- 坂本 嗣郎(アルシェクリニック)
【代表世話人】
- 金平 永二(メディカルトピア草加病院)
【世話人】
- 石井 正紀(笛吹中央病院)
- 榎本 雅之(桜ヶ丘中央病院)
- 岡本 信彦(上尾中央総合病院)
- 金平 文(メディカルトピア草加病院)
- 小室 広昭(上尾中央総合病院)
- 諏訪 達志(柏厚生総合病院)
- 谷田 孝(メディカルトピア草加病院)
- 筒井 敦子(上尾中央総合病院)
- 中嶋 潤(勝田病院)
- 西山 徹(笛吹中央病院)
- 本多 正幸(彩の国東大宮メディカルセンター)
- 三田 一仁(津田沼中央総合病院)
- 若林 剛(上尾中央総合病院)
(以上敬称略、50音順)
お問い合わせ: アミーサ事務局 amesa@amg.or.jp