第2回AMG内視鏡外科フォーラム特別講演 レポート

『テーマを絞った”きわめる”シリーズ開幕』

当番世話人 上尾中央総合病院 金平永二

第2回AMG内視鏡外科フォーラム特別講演レポート

芸術の秋 スポーツの秋 そして。。。
「第2回AMG内視鏡外科フォーラム 」の秋!

金平の開会の挨拶

金平の開会の挨拶 「勉強を楽しみましょう」

 2009年10月17日は秋風が吹く気持ちのいい日でした。こんな絶好の行楽日和の土曜日の午後に勉強に来る人は根っからの内視鏡外科フリークに違いない!そんな参加者で大宮ソニックシティーは またまた盛り上がりました。アミーサ(AMG内視鏡外科アカデミー)が主催する、第2回AMG内視鏡外科フォーラム には関東圏はもとより岐阜県からも参加者を迎え、その数は50名を超えました。もはやAMG内輪の勉強会とは言えないくらい知名度も増してきたこのフォーラム。今回はテーマをとんがらせて、結腸右半切除術D3を徹底的に勉強しようとするものでした。フォーラムは春と秋に総会として内視鏡外科全般的な要素の強い勉強会を、そしてその中間には今回のような専門性の高い勉強会を開催することにしています。

熱く右結腸の解剖を語る塩澤邦久先生
熱く右結腸の解剖を語る塩澤邦久先生
結腸右半をきわめるにあたり、最初にその解剖を徹底的に塩澤先生に講義してもらいました。膜の発生、血管の分岐パターン分類と頻度など、手術に役立つ知識満載。そしてレジデントからエキスパートまで勉強になるように、教科書的な基礎から論文による詳細統計まで網羅された講義に、みんな大満足でした。 軽快な司会で会を盛り上げる須藤泰裕先生
軽快な司会で会を盛り上げる須藤泰裕先生

今回のフォーラムのハイライトは、山口茂樹先生(埼玉医科大学消化器外科教授)によるノーカットビデオの発表でした。普段行っている素のままの結腸右半切除D3のビデオを流していただきました。実に1時間40分を費やして、ビデオを止めたり送ったりしながら、実況中継のように解説を加えていただきました。金平が質問やコメントを加えながら臨場感あふれるライブ手術見学さながらの特別講演となりました。サージカルトランクから分岐する血管根部だけを見て、その血管の末梢走行を予測して根部切離をしていくのは危険であるとのご意見がとても印象的でした。やはりエキスパートといえども常に変異を意識し、安全に心がけていらっしゃるのだと再確認しました。お忙しい中講演してくださった山口教授に心からお礼申し上げます。

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第3回は、2009年11月7日に当番世話人の梅本先生(東大宮総合病院)の企画で開催予定です。 テーマは「想定外であった内視鏡外科手術」。そして特別講演には、癌研有明病院外科のスーパースター福永 哲先生にお越しいただき、LADGの真髄を語っていただく予定です。大宮駅前のアルシェで午後3時半からの開始です。皆様ふるってご参加ください。

アミーサでは春と秋のフォーラム総会だけでなく、第2回フォーラムのようにそれぞれの専門に限定した小規模な勉強会も予定します。たとえば、OPEナースとCEだけの勉強会、ドクターの中でも、手術の種類を限定したビデオ勉強会(LADGのみの勉強会、LARのみの勉強会という具合に)を企画します。そのつどアミーサホームページ、またはエルクでご案内 しますので、ときどきチェックしてみてください。また施設会員の皆様から「こんな勉強会を企画してほしい」というご意見がありましたらどうぞ遠慮なく連絡してください。

第2回AMG内視鏡外科フォーラムを開催するにあたり、
ジョンソンエンドジョンソン株式会社、中外製薬株式会社のみなさまから心温まるご協力をいただきました。
この場をお借りして感謝申し上げます。

AMG各病院から、施設会員になっていただき年会費を納めていただきました。ご理解とご協力ありがとうございました。

会の準備・開催にあたりアミーサ事務局担当の中島里史氏に大変お世話になりました。ありがとうございました。上尾中央総合病院総務の 落合堂氏、AMG協議会の中村氏、並木氏、受付や照明、写真撮影のお手伝いありがとうございました。

アミーサは内視鏡外科手術の診療を支援する組織です

アミーサ

アミーサは、「AMG内視鏡外科アカデミー」の愛称です. 一般の方向けのページを通じて、上尾中央総合病院で実際に行われている内視鏡外科手術の様子や、内視鏡外科手術に関する情報を発信します.また、医師向けのページを通じて、内視鏡外科手術の実践と勉強の支援活動に関する情報を提供いたします。

【代表世話人】

  • 金平 永二(上尾中央総合病院)

【世話人】

  • 朝蔭 直樹(柏厚生総合病院)
  • 梅本 淳(東大宮総合病院)
  • 坂本 嗣郎(東大宮総合病院)
  • 須藤 泰裕(東大宮総合病院)
  • 諏訪 達志(柏厚生総合病院 )
  • 長澤 重直(吉川中央総合病院)
  • 西山 徹(笛吹中央病院)

(以上敬称略、50音順)

当番世話人 金平永二 上尾中央総合病院

お問い合わせ: アミーサ事務局  中島里史 amesa@amg.or.jp

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AMG内視鏡外科フォーラムREPORT

第39回
「新宿でヘルニア三昧」
特別企画
「胃がんに対する外科手術
如何に合併症を減らし、機能を温存し、これを伝えるか?」
「今、未来の外科医になすべきこと」
第38回
「ここまで来た!消化器外科ロボット手術」
第37回
「腹腔鏡下Clamp Crushing Methodを学ぶ」
第36回
「温 故 知 新」
第35回
「現実的近未来の外科手術」
第34回
「ラパコロン ~きみも上級者になれる~」
第33回
「腹腔鏡下ヘルニア手術で難渋した症例」
第32回
「術中出血等の不測の事態からのリカバリー」
第31回
「マーゲンで獲ってやる。技術認定!」
第30回
取りたい人にも、取らせたい人にも役に立つ!ラパコロンでの技術認定取得のコツ
第29回
「Needlescopic surgery」
第28回
TAPPやるなら頂上目指せ
第27回
胃も肝臓もラパロが良い!
第26回
直腸癌に対する内視鏡手術
第25回
ラパ・マーゲンに強くなる
第24回
技術認定に合格するラパコレとは?
~そしてその先へ~
第23回
『美しいラパコロンには理由(わけ)がある』
第22回
これから大腸内視鏡外科を始める人から技術認定取得を目指す人へ
第21回
きみのタップ・テップ進化記念日
第20回
マーゲン達人になってやる!
第19回
オペはこうやってうまくなる ヘルニア・コロン・マーゲン
第18回
できないなんて言わせない
~LTG体内再建~
第17回
技術認定なんか怖くない!
第16回
ノーカットLATG:緻密な現実を飽きることなく堪能
第15回
匠の技と心を込めた渾身の食道癌手術に酔いしれた秋の夕べ
第14回
4次元科学芸術作品と緻密を極めた彫刻の美しさを満喫
第13回
自他ともに認める世界一の「膜フェチ」外科医のトークは人間愛にあふれていた
第12回
LATG、DGの完全体内再建について、ふたりの匠にとことん説明してもらった
第11回
『新宿は3時間 唸り声の連続だった』
第10回
『考え方変わっちゃうかも』
第9回
5月のさわやかな風に誘われて、新宿を一望する会議室に100名超え
第8回
『単孔式内視鏡手術をきわめる』
第7回
秋の総会はだんじり祭りの熱気!
第6回
「減量外科治療をきわめる」
第5回
「"こだわり"と"未来の"内視鏡手術」
第4回
CENESジョイントミーティング
第2回
『テーマを絞った"きわめる"シリーズ開幕』
第1回
『 AMGを内視鏡外科で横につなぐ 』